ディズニーのペンギンキャラはもっとたくさんいていいはず!

こんにちは、うぉるぱです。

メリークリスマス!(ちょっと遅刻)

 

今回はd_adventカレンダーの企画で、ディズニーのペンギンキャラについてブログを書いていこうと思います!

d_adventカレンダーは3年ほど参加させて頂いて、過去の記事はこんな感じになってますのでよろしければお読みください。

 

waltorangejuice.hatenablog.com

waltorangejuice.hatenablog.com

waltorangejuice.hatenablog.com

 

 

一般的なペンギンのキャラクター

皆さんは好きなペンギンのキャラクターはいますか?

・コウペンちゃん 

・バットばつ丸

Suicaのペンギン

ポッチャマ

・ピングー    など…

世の中には人気のペンギンキャラで溢れています。

 

私もかなりペンギンが好きで、特にサンリオのタキシードサムが大好きです。

普通に動物としてもペンギンが大好きなので水族館に行けばペンギンを眺めている時間が一番長いですし、水族館で売っているシンプルなペンギンのぬいぐるみやフィギュアもいくつも持っています。

 

そんなペンギン好きの私の悩みは、ディズニーのペンギンキャラはいるにはいるけれど、どのキャラもそこまで有名ではないということです…

有名でなければグッズが出ることもあまり多くないので悲しいのです…

 

そこで今回はまずディズニーのペンギンキャラをできるだけ紹介し、なぜ少ないのかを考察し、今後の可能性をじっくりと考えたいと思っています。

そんなす大した内容ではありませんが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

 

ディズニー映画のペンギンキャラ

ペンギンウェイター

まずはメリー・ポピンズのアニメーションシーンに登場するペンギン達です。

特別名前があるわけではないので、ただただ”ペンギン”という名前で呼ばれることもありますが、一応ペンギンウェイターとしておきます。

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ドリーミング・アップのペンギンウェイター

パークでもパレードやショーなどでよく見かける存在ですね。

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ハピネス・イズ・ヒアとワンマンズ・ドリームⅡにて

メリー・ポピンズ関連のグッズでも登場してくれるのは本当に嬉しい限りです。

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ディズニーフラッグシップ東京で発売されていたメリー・ポピンズのグッズ

アナハイムには、「ジョリー・ホリデー・ベーカリー・カフェ」というメリー・ポピンズとペンギンたちがたくさんいるカフェがあるので、日本にも欲しいですね…

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ジョリー・ホリデー・ベーカリー・カフェの内装

 

パブロ

WDASの映画に登場するペンギンといえば、『三人の騎士』の寒がりペンギンパブロです。

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ディズニーストアで売られていた缶バッチ

ペンギンなのに寒がりという性格が愛おしく、大好きなキャラクターです。

以前はTDRでもクリスマスシーズンに少し見ることができたり、クラッシュアイスのデザインに描かれていたりと意外とパークでも見ることができますが、オラフの登場によってちょっと出番が減った印象があります。

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雪だるまで暖を取ろうとするパブロ

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クラッシュアイスのパッケージのパブロ

 

ウィージー

ピクサーではトイ・ストーリーウィージーがいます。

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トイ・ストーリー・マニア!のウィージー(画質悪め)

今でもパークでぬいぐるみが売られているので、多くの人に親しみがあるかなと思います。

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垂れ目が可愛いぬいぐるみ

 

ペンギン(ドナルドの南極探検隊)

こちらも具体的な名前がないペンギンちゃんです。

短編作品『ドナルドの南極探検隊』に登場するペンギンたちで、今年は夏頃にディズニーストアでグッズ化もされました。

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まつ毛が可愛いぬいぐるみキーチェーン

私は子供のペンギンのぬいぐるみだけ買いました。

この作品にはペンギンが列をなして登場するので、数だけ見れば結構たくさん登場します。

 

トゥツィー(Tootsie)

こちらは短編作品『ドナルドのペンギン』に登場します。

名前の読み方はこれで合ってるのかちょっと疑問ですが多分こんな感じだと思います。

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頭の上のフサフサが可愛いトゥツィー

作品自体は虐待的な描写もありますが、ペンギンは可愛いのでグッズ化を希望します。

 

ピーター&ポリー

シリー・シンフォニー・シリーズ『フグとペンギン』に登場するペンギン2匹です。

男の子のピーターと女の子のポリーのお話です。

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シェフミッキーに飾られている2匹

アンバサダーホテルシェフミッキーにも彼らのアートが飾ってあります。

 

ティップ

『リトルマーメイドⅡ』に登場するペンギンです。

ダッシュという名前のセイウチとコンビみたいな感じで登場します。

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Tip and Dashという歌を歌うティップ

一応この作品にはティップ以外にもちょっとペンギンのキャラが登場したりもします。

 

サー・ヨルゲンビョルゲン

アナと雪の女王/家族の思い出』に登場するエルサが子供の頃持っていたペンギンのぬいぐるみです。

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ブロードウェイのフローズンの”生まれて初めて”にて

ちなみにミュージカル版ではアナが持っています。

日本の劇団四季でも持っていたような気がします。(多分)

実際のペンギンではないですが、可愛いぬいぐるみなのでグッズで欲しいです。

 

番外編

『ペンギンの住む氷の世界』

原題だと『Penguins』という名前のディズニーネイチャードキュメンタリーです。

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原題『Penguins』

ディズニープラスではメイキングも観れますが、私はまだ観れてないので観たいと思います。

 

『空飛ぶペンギン』

20世紀フォックスの作品で現在ディズニープラスで視聴できます。

ジム・キャリー主演で、日本では劇場公開されていない作品のようです。

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フォックス作品も今やディズニー映画

本物に近いペンギンが登場するコメディ作品っぽいです。

こちらも未視聴なので年末に観たいと思います。

 

『ザ・ペンギンズ from マダガスカル

こちらはドリームワークスの作品なのでディズニーのペンギンキャラではないですが、ディズニーチャンネルで散々放送されているので印象が強い方も多そうだなと思いまして一応入れてみました笑。

 

クラブペンギン

一応日本でも配信されていたディズニーのゲームらしいです。

詳しくは知らないのですが、基本登場するキャラはほぼペンギンっぽいので、名前の付いているディズニーのペンギンキャラに注目した時に一番多く出てくる作品だと思われます。

 

ディズニージュニア系

マペット・ベビー』『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』などの作品にもちょこっとだけ登場しているキャラもあるようですが、詳しくはわからないので飛ばします…

ディズニーって幅広いですね…

 

ディズニーパークのペンギンたち

ウェブスター

カントリーベア・シアターバケーション・ジャンボリーのみに登場するキャラです。

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リルリンリンの横にいます

シェーカーのお友達として登場しますが、最近はバケーションをやってくれないので久しく見れてないのが悲しいです。

最近はリルリンリンと共にグッズに登場しておりました。

 

イッツ・ア・スモールワールドのペンギンたち

イッツ・ア・スモールワールドでクルクル回っているペンギンたちです。

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毎回写真がブレてしまうランキング1位

シンプルに可愛いですね。

海外のイッツ・ア・スモールワールドをテーマにしたグッズではしっかり描かれていたので、存在感も強めです。

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バッグに描かれているペンギンさん

 

ソアリンの空飛ぶペンギン

ソアリンのキューラインに飾られているペンギンです。

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フライングペンギンさん

幻のフライングペンギンさんがとても可愛らしいです。

 

初期案の東京ディズニーシー

シーの初期段階として動物に会えるという案があったので、もしかしたらその案が通っていたのならペンギンも考えられていたようなので、シーでリアルなペンギンに会えていた可能性がありますね。

今も葛西臨海水族園で会えるのでそれで十分ですが笑。

 

ペントン

オフィシャルホテルのシェラトン・グランデ・トーキョー・ベイのマスコットキャラクターです。

こちらも非常に可愛らしいキャラクターデザインで、ディズニーではないですがディズニー好きには親しみがあるかなと思って一応入れてみました笑。

 

なぜペンギンのキャラは少ないのか

色々とペンギンのキャラたちを紹介してきましたが、やはり数も決して多くはなくマイナーどころが多いのは間違いありません。

なぜ少ないのかとしては、

ディズニーはストーリー重視のキャラ構成をする

ペンギンの生息地が限られている

という理由が考えられそうです。

 

一般的な人気ペンギンキャラは、ストーリーよりもビジュアル重視でペンギンを採用して人気が出ているものが多いと思います。

ただディズニーがキャラクターを輩出するには、やはり映画などのストーリーが必要になってきます。

その中でペンギンのいる寒い地域がお話の舞台になることは多くはない傾向があります。

なのでストーリーの中心のキャラとして出ることは多くはなく、脇役としての登場が多いと考えられます。

 

今後の展望

先ほどの考察をもとに考えると、ペンギンの生息地と舞台が近い作品でアナと雪の女王』では短編でぬいぐるみという形で登場したので、WDASの作品で登場することはこれからもほぼないかなぁと勝手に予想しています。

サー・ヨルゲンビョルゲンは、シーにアナ雪エリアが出来た時に少しでもグッズなりプロップスなりで拝めたら最高だと思ってます。

WDASでは期待できませんが、ピクサーの作品であれば可能性は十分にあると思ってますので大いに期待しています。

短編でもいいので何かペンギン主役の作品が出たら大歓喜します笑。

 

あと少し期待しているのは、ダッフィーのお仲間としての登場です。

もうそろそろお友達増えなくていいよとは思いつつも、今後新たに登場するのであれば南国からカメがいるのなら寒いエリアからペンギンではとも思ってます。

ペンギンであれば人気が出そうではあるので少し期待をしております。

 

他には生息地に囚われずにメリー・ポピンズペンギンウェイターのようにどこにでもどんな作品にでも登場してくれという思いです笑。

これからペンギンに少しでも視線が多く向けばいいなと思う限りです。

 

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

私の異常なペンギン愛で引かれていないことを祈っています笑。

 

そしてd_adventの期限に間に合わなくてすみません…

来年もできれば参加したいと思っておりますのでよろしくお願い致します。

 

Dハロ2021『2分の1の魔法』のお父さんの仮装してきた〜私服仮装のススメ〜

こんにちは、うぉるぱです。

今年のハロウィンは2年ぶりにパークでの仮装が解禁になりましたね。

モーニングパスを手に入れることができたので10月25日の初日に参戦してきました!

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私は『2分の1の魔法』お父さんの仮装をして参りました!!!

今回は仮装の準備こだわり、そして私服でできる仮装のススメ的なお話をできたらと思います。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

仮装経験

私は今回でディズニーの仮装は3回目でございました。

まだまだ仮装ビギナーでございますが、仮装キャラへの愛の深さに自信はあります。

1回目はメリー・ポピンズバートの仮装をランドでやりました。

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そして2回目は「ソアリン:ファンタスティック・フライト」のポスターにいるお父さんの仮装をシーでやりました。

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2回目は特に誰もやってないような仮装をやったわけなのですが、写真を見て頂ければ分かる通りどちらも比較的私服で対応できる仮装をやりました。

なぜ私服仮装をやっているかといえば、自分で0から作るといったような他の方々がやっていらっしゃる凄すぎることが私には全くできないからです笑。

なので持っている服と買った服で対応できるキャラクターの仮装をしています。

加えて既製品のコスチュームを買うとなると、1年で1回しか着ないのにもったいないという貧乏性が出てしまうので、仮装の後も私服で着れるものを買うようにしていたりします笑。

 

仮装をやってみたいと思っているけれどなかなか1歩目が踏み出せないという方も私服仮装なら比較的に楽にできますし、お金的にも後々着れる服が増えるだけなのでオススメです。

今回の仮装にかかったお値段もこのあと書きますのでぜひ参考にしてみてください!

 

今回の仮装準備

まず『2分の1の魔法』お父さんの仮装をやろうと思ったキッカケは、単純にこの作品がとても好きだったことと今までに見たことない下半身だけのキャラに惹かれたからです。

ただ昨年のハロウィンはパークでの仮装ができなかったので、お家で仮装をしてみました。

ズボンと靴とベルトはもともと持っているものを使いました。

そしてキーアイテムの靴下だけは探しに探して、Happy Socksさんで1000円前後で映画とのコラボ靴下を手に入れることができました。

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結局去年の下半身オンリーverは靴下代のみの約1000円で完成できました。

これに今年上半身をプラスするのに必要だったのが、

・グレーのパーカー

・青いダウンベスト

・緑の帽子

・縁がオレンジのサングラス

・グレーのマスク

・青とオレンジのヘアバンド

・茶色の手袋

でした。

 

この中で持っていたのはパーカーと手袋しかなかったので、それ以外はメルカリ100均で調達しました。

メルカリは本当に便利なのでとりあえずメルカリで探しておけばなんとかなります笑。

買ったものを足していくと、ダウンベスト2000円・帽子1200円・サングラス900円・マスク300円・ヘアバンド200円で4600円くらいです。

これが安いか高いかは個人の価値観にもよりますが、ほとんどが仮装した後も使えるものになってますので私としては実質タダくらいの感覚です笑。

 

これに少しアレンジを加えたのが帽子で、Qというマークが帽子には刻まれているのでフェルトを100均で買って縫い付けました。

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今回のアレンジは時間もなかったのでそれだけです。

ちなみに過去にバートをやったときはホウキを作ったりしました。

作る技術も私には全くないので中学の時の家庭科で習ったことくらいしか今回もできませんでしたが、少しアレンジしたものを作るとオリジナル感が出てとても良きです。

 

細かなこだわりとしては先ほど少し書きましたが、青とオレンジのヘアバンドを手首に巻いたことです。

お父さんの上半身は実際にはなく服を詰めてできているわけなので手袋が落ちないようにアゴで止めてあるんですね。

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それを再現しようと付けたところ、Twitterで写真を見た方で気づいてくださった方もいてとても嬉しかったです。

 

ルールと気温との戦い

東京ディズニーリゾートでの仮装にはルールがあります。

以前のバートのホウキを作った時も規定のサイズに収まるように作る必要がありました。

今回は「顔がわからなくなるような格好NG」という項目との戦いでした。

 

この項目はおそらく以前からありますが、今年はマスク必須ということでもとからある程度顔が隠れた状態でどの程度がアウトになるか曖昧でした。

私の場合はマスクにサングラスして帽子をかぶるという明らかな不審者ファッションが結構グレーゾーンだなと思っておりまして、一応事前に問い合わせもさせて頂きました。

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公式の問い合わせに対する回答

答えとしては当日現地で確認させて頂くというものだったので、現地でNGと言われてしまうかもしれないというドキドキ感を持ちながら行かなくてはいけませんでした。

一応の準備としてサングラスでも外から目が完全に見えるメガネに近いものをもう1つ持っていき、万が一の時に代用できるようにはして行きました。

 

当日エントランス付近でセキュリティキャストさんの偉そうな方に聞いたところ、これくらいなら全然大丈夫ですよと言われたので本当に一安心でしたが、色々なケースに備えて準備はしておくに越したことないと思いました。

他の仮装の方を見ていても被り物で顔があまり見えなくても注意されている方はあまりいないように思えました。

だからといってなんでもOKではないので事前の問い合わせ準備が大事だなと改めて思いました。

 

あと戦う必要があるのは気温ですね。

ハロウィン時期はいつもですが気温の予想が非常に難しいです。

汗をかくほど暑い日もあれば凍えるような寒い日もあります。

私が行った25日もまさしくその通りで朝は本当に寒かったですが、陽が出ると暑くなり夜にはまた冷えるというような過酷な気候でした。

私の場合はダウンベストに手袋まであったので寒さ対策はバッチリだったので、暑さ対策として一枚脱げるようにグレーのパーカーの下にグレーの長袖Tシャツを着て暑いときは長袖Tシャツにダウンベストで過ごせるように対策をしました。

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中には半袖や半ズボンで仮装されている方もいらっしゃいましたが、風邪をひいてないことを祈るばかりです。

 

思い出

今回も仮装に参加できて本当に貴重な思い出ができました。

特に『2分の1の魔法』バーリーイアンに会えた時は本当に嬉しすぎました!

その後Twitterでも交流できて最高に幸せでございました。

 

また『2分の1の魔法』ダン・スキャンロン監督にも仮装の写真を見て頂き、引用リツイートまでして頂けて最高すぎでした。

 

仮装は本当に最高の思い出がたくさんできますね。

ぜひまた来年もやりたいなぁと思います!

(来年は大好きな『あの頃をもう一度』の仮装をできればやりたいと思ってます。)

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

今回のブログを読んで少しでも来年仮装やろうかなと思った方がいれば嬉しい限りです!

 

ソアリンのガイドツアーを体験してきた🦅

こんにちは、うぉるぱです。

先日ソアリンのガイドツアーに参加してきましたので感想を書いていこうと思います。

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これから体験する方もいらっしゃると思うので、ツアーの内容のネタバレなしネタバレありでそれぞれ書きますので、内容を知りたくない方はネタバレなし版だけをお読みください。

全体としてこのガイドツアーは多くの人にオススメしたいものだったのですが、少し気になった部分があったためそちらはネタバレあり版で書いていこうと思います。

 

ネタバレなし版

まずネタバレなしでこれから体験される方向けに書いて参ります。

 

このガイドツアーの詳細としては以下の通りです。

ツアー形態
グループツアー(最大6名)

所要時間
約1時間

料金
1名 6,000円(税込/大人・中人・小人 均一料金)
※3才以下は無料。

特典
「ソアリン:ファンタスティック・フライト」の体験(キャストは同乗しません。)、記念品のお渡し

【公式】【ガイドツアー】ディスカバー・ザ・マジック(ソアリン:ファンタスティック・フライト)|東京ディズニーシー|東京ディズニーリゾート

 

体験し終わった最初の感想は、あっという間の充実した1時間だったなというものでした。

普段じっくりと見れないキューラインのプロップス達をじっくりと見ながら解説を聞けるため非常に貴重な時間でしたし、場所的に近付けないものはiPadで写真を見せてくださるので不自由は全くなかったです。

アトラクションを体験するまでにガイドツアーキャストさんがワクワク感を高めてくれるという点はガイドツアーならではの体験でしたし、体験後に最高の体験だったことを一緒に参加した方々と共有できるのも非常に良かったです。

 

またガイドさんそれぞれの推しポイントを聞ける点も大きな魅力だなと思いました。

施設内の絵などの今まで気付かなかった部分に注目する視点を得られたこともガイドツアーに参加したからこそだったと思います。

この部分に関してはガイドさんが変わることで違ってくるところでもあるので、毎回違った体験ができるかなと思います。

 

内容面に関してはソアリンが好きな方にとっては知っている部分も多いかとは思いますが、個人的にはそれでもぜひ参加をオススメしたいと思います。

記念品も非常にいいデザインなので記念品目当てで行くのもありかと思います。

 

私はソアリン未体験の同行者を連れて行ったのですが非常に満足していました。

しっかりと1から物語を解説してくれてそのまますぐにアトラクションを体験できるという点で初心者にも優しいと思います。

初めてソアリンに乗るという方を連れていく時にこのガイドツアーを利用することはかなりアリなのではないかと思います。

特にソアリンのスタンバイパスが開園してすぐなくなってしまうような場合も確実に体験できるのでオススメです。

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ネタバレなし版の感想はこんな感じです。

とりあえず気になってる方はぜひ参加してみて欲しいと思います!

 

ネタバレあり版

こちらからはネタバレあり版です。

まだガイドツアーに参加していないので読みたくないという方はブラウザバックして、また参加したら読みにきてくださいませ。

 

内容部分で引っかかったのは2ヶ所ほどございます。

この2点が私が担当して頂いたガイドツアーキャストさんが独自に発したものであるのか、台本にそう記してあるのかは不明です。

 

まず1ヶ所目は冒頭の部分です。

最初にファストパス発券所で集合しその後少しお話を聞く際に、世界中のパークにソアリンがあるという話題を出していました。

その中で「世界中のソアリンでそれぞれがテーマが違うので、システムが同じだから乗らなくていいやと思わずに、ぜひ海外でも乗ってくださいね」といった内容がありました。(完全なセリフそのままではありません

博物館を訪れるゲスト向けに話すのではなく、アトラクションとして乗る人向けに話すのは特には気にならなかったんですが、「システム」という言葉をキャストさんから聞きたくはなかったなというのを思ってしまいました。

自分でも神経質になりすぎな気もしますが、あくまでもキャストさんはパークに馴染んだ存在としていてほしかったなと思っちゃいました。

少し気にしすぎかもですね…笑(めんどくさいヲタクでごめんなさい)

 

2ヶ所目は博物館内での解説です。

展示や壁画に関して「ファンタジーという表現を使用し、その後のドリームフライヤーでの体験も「ファンタジーな出来事が起こるかもしれないという案内を受けました。

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「イマジネーション」という表現がソアリンについて表す時に使われてことが多いイメージで、ソアリン関連で「ファンタジーという表現を初めて耳にしました。

博物館を訪れたゲストは、さまざまな展示物を見ながら館内を巡り、カメリアの功績を称える特別展のギャラリーに入ります。そこでゲストは、カメリアのスピリットとの不思議な出会いを体験し、最後にはカメリアが仲間とともに開発した空飛ぶ乗り物、ドリームフライヤーに乗り込みます。「イマジネーションや夢を見る力があれば、時空を超え、どこにでも行くことができる」と信じていたカメリア。その思いが込められたドリームフライヤーとゲスト自身のイマジネーションや夢を見る力が、ゲストを壮大で爽快な空の旅へと誘います。

【公式】東京ディズニーシーの新規大型アトラクション 「ソアリン:ファンタスティック・フライト」 2019年7月23日(火)グランドオープン決定|東京ディズニーリゾート・ブログ | 東京ディズニーリゾート


「ファンタジー「イマジネーション」の区別に関しては、下記を参照したいと思います。

15世紀に英語ではfancyという語が派生し、以後心象形成能力としてはこの空想力(ファンシー)」「想像力(イマジネーション)」と混用されたが、19世紀コールリッジは、対象と融合統一する詩的創造力が想像力であり、空想力は、対象を単に結合する能力にすぎないとして、両者を厳密に区別した。

ファンタジーとは - コトバンク

個人的な感覚としても「ファンタジーはいい意味でも悪い意味でも根拠のない空想というイメージで、「イマジネーション」はある程度の道筋の立った想像性というイメージです。

ソアリンでドリームフライヤーが飛ぶことは確かに魔法でもあると思うのですが、先人たちの飛ぶことへの果てしないアプローチがあってこそ飛ぶという文脈があると私は考えています。

なので展示の中で空飛ぶ絨毯魔女のホウキに関して「ファンタジーと感じることは確かに間違いではないですが、それらもドリームフライヤーを飛ばすための「イマジネーション」の重要な1つであることも揺るぎない事実であると思います。

絨毯ホウキで飛べるわけがないと「ファンタジーとして馬鹿にするのではなく、絨毯やホウキで飛ぼうとしたれっきとした1つのアプローチにリスペクトを示すべきだと考えます。

 

ファンタスティック・フライトというソアリンの副題にある「ファンタスティック」という言葉は「ファンタジー形容詞形でもありますが、この意では使用されておらず「素晴らしい、感動的な」という意で使われていると考えています。

「ファンタジーの形容詞形であるとした時に「空想的で奇妙」といった少しネガティブなニュアンスがあるようなので、その意味をファンタスティック・フライトという名称に感じさせないためにも、「ファンタジーという表現はガイドツアーに使わない方がいいのではないかと思いました。

少しこちらも考えすぎではあると思いますが、表現までしっかりと考えてくださるとより嬉しいなと思いました。

 

わがまま的な感じで色々と書いてきてしまいましたが、ネタバレなし編にも書いた通り体験としてはとても良かったです。

知らない情報もありまして、カメリアのお母さんの名前を初めて知った気がします。

ジュリアーノ・ファルコさんというお名前だそうです。(私の耳が正しければ)

この名前は他にどこかに記載があるか私にはわからなかったので、もしどこかのサイトやプロップスにあるよということであればぜひコメントやTwitterで教えてくださいませ。

 

 

今回もブログをお読み頂いてありがとうございます。

ぜひソアリンのガイドツアー体験した方はご感想を教えてください!

 

『シャーペイのファビュラスアドベンチャー』が大好きという話

こんにちは、うぉるぱです。

 

今回は私の大好きな『シャーペイのファビュラスアドベンチャーについて語っていきたいと思います。

先日Twitterのスペースを使って「ディズニー映画ドラフト会議」という企画をフォロワーの方と行なった際に、私は10位指名でこの作品を選びました。

好きなディズニー映画の話をする時にこの映画は外せません。

 

今回は少しでもこの映画の魅力を知ってもらえるようにブログを書いていこうと思います。

一応ハイスクール・ミュージカルシリーズ(以降HSMシリーズ)も含めてネタバレありで書きますので、ネタバレが絶対に嫌だという方はぜひ観てからもう一度いらしてください!

 

 

基本情報

この作品はHSMシリーズのスピンオフとして、シャーペイを主人公に作られたディズニーチャンネルオリジナルムービーです。

公開の時系列としては下に示した通りで、公開順に見るのが個人的にはベストかと思います。

 

ハイスクール・ミュージカル 2006年

ハイスクール・ミュージカル2』 2007年

ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』 2008年

『シャーペイのファビュラスアドベンチャー 2011年

(※アメリカで公開された年です。)

 

現在ディズニープラスでも観ることができ、ディズニーチャンネルオリジナルムービーでありながら日本でもDVDブルーレイとして販売もされています。

 

ハイスクールミュージカル1〜3のシャーペイ

ハイスクール・ミュージカル(1作目)からシャーペイインパクトはとても大きいです。

ド派手でピンクだらけでかなり自己中心的ながらも嫌いになれない、むしろ彼女の魅力に取り憑かれてしまうそんなキャラクターですよね。

もし私がティーンの女の子であれば、あれだけ自分に自信を持てる女の子に憧れていたかもなと思ったりもします笑。

 

しかし、映画の中で納得がいっていないことがあるとすればヴィランの扱いです。

シャーペイは非常に魅力的なキャラですがあくまでもストーリーの中では意地悪な女の子で、広い括りで言えば悪役ヒール役と言った方が正しいかもしれない)です。

ディズニーチャンネルオリジナルムービーの悪いところであり一周回って好きなところですが、ヴィランの扱いがテキトー過ぎる側面があります笑。

さっきまですごい意地悪していたのに最後のダンスシーンではずっと仲良かったかのように一緒に踊っていたりすることがよくあり、対応が変わるまでの過程に関してもう少ししっかり描いて欲しいときっと多くの視聴者が思っていると思います。

HSMシリーズではメインキャラもそこそこ多い上、シャーペイ強キャラ過ぎるゆえに過程を描こうとすると尺的に長くなってしまうのは重々承知してます。

ただ彼女の心情まで深く描いてくれる作品が欲しいなぁという思いがあった中で、今回紹介すする『シャーペイのファビュラスアドベンチャーという作品の登場です。

本当にこの映画を作ってくださってありがとうございます。

 

そしてハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』(3作目)でも少し気になってしまうところがありまして、それはシャーペイ高校卒業後の進学先です。

これもストーリーの中で落とし所が難しい部分ではありますが、シャーペイはジュリアード音楽院の奨学生を狙っていたものの結果的には奨学生にはなれず、地元のアルバカーキ大学の演劇科に進むことになります。

劇中では「I Want It All」という彼女のビッグドリームを歌う曲が登場しますが、それを見る限りはシャーペイという人物はこの進学先ではきっと満足できないだろうなと感じます。

卒業式で進学先が発表されるシーンで、彼女の表情が少し強がっている感じにも見えるのが少し辛いです…


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シャーペイは希望の大学に進学できなかったものの、誰よりも舞台の中心でスポットライトに当たってスターになりたいという明確な夢を持っていました。

だからこそ彼女の夢を叶えてあげたいという気持ちが大きくなりますが、その気持ちを実現できるのが『シャーペイのファビュラスアドベンチャーという作品です。

本当に作られるべくして作られた映画ですね。

 

夢を追いかける作品

全力で夢を追いかけている人を見るのが私はとても好きです。

夢の実現に向かって必死に努力している人はカッコいいですし、自分も頑張らなきゃという良い刺激をくれますよね。

パークのショーでも「ミッキーのドリームカンパニー」「ステップ・トゥ・シャイン」がとても好きで、ディズニー好きの方でも特にドリームカンパニーが好きな人は多いのではないでしょうか。


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マーガレットステラ・ルーがそれぞれ舞台に立つことを夢見て努力し、最後には夢に一歩近付くストーリーに涙腺が緩みます。

 

『シャーペイのファビュラスアドベンチャーシャーペイが夢を実現するために奮闘し、挫折し努力する過程が描かれています。

シャーペイが現実の厳しさに気付く様子は見ていて辛くもなりますが、大人になっていく様を見ているようで勝手に彼女の親の気持ちになります笑。

彼女の成長に関しては、今作ではアンバーという有名女優の役がヴィランとなっていて、反面教師として精神的に大人になる展開も良いなぁと思います。

 

そして夢の実現を完全に最後まで描かない点もとても評価できます。

この作品は初めての主演舞台の冒頭シーンエンディングを迎えます。

このようにこれから更に活躍していくだろうと想像が膨らむ終わり方が非常に好きで、先ほど紹介したパークの2つのショーも同じような終わり方をしています。

そしてエンディングで初めての舞台の幕が上がるという、終わりに始まりを持ってくる構成がとてもオシャレだなぁと思っていて、終わり方に関してはトップクラスに好きな作品です。

 

余談にはなりますが、ちょうど今日観た『イン・ザ・ハイツ』という映画も夢を追いかける映画で、やっぱり自分は夢を追う人が出てくる作品が好きなんだなぁと改めて実感しました。

ディズニー映画などのミュージカル映画が好きな方は絶対好きな作品だと思うので、『イン・ザ・ハイツ』もぜひオススメしたいです!

 

シンプルに曲がいい

HSMシリーズは言わずもがな全ての曲が良いんですが、『シャーペイのファビュラスアドベンチャーに登場する曲も最高です。

 

冒頭は「I'm Gonna Shine」という曲から始まります。

非常にシャーペイらしさ全開で、彼女の魅力がダダ漏れです笑。

シャーペイHSMシリーズで歌ってきた曲はライアンと歌っているものが多いので、意外とソロで歌っているのは珍しいんですよね。


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あとは地元の小規模めの会場でやっている微妙な安っぽさがちょうどいいです笑。

ハイスクール・ミュージカルに登場する楽曲の「Bop to the top」というフレーズが歌詞に入ってるのもとてもいいです。

 

オーディションで犬と一緒にパフォーマンスを披露する曲もとても可愛らしくてオススメの1曲です。

シャーペイが歌っている「My Boi And Me」ロジャーという男の子が歌っている「Me and My Girl」があり、どちらも同じ曲ではありますが微妙に歌詞などが違ったりするのもとても面白いです。

これはハイスクール・ミュージカル「What i've Been Looking For」シャーペイとライアントロイとガブリエラの2組が披露したことへのリスペクトにも感じるのでとても好きです。

ちなみにですがロジャーを演じているのは『グットラックチャーリー』にも出演していたブラッドリー・スティーブ・ペリーくんです!

 

そして先ほども少し言及したラストシーンに流れる「The Rest of My Life」という楽曲が1番好きです!

ディズニーの楽曲の中でもトップクラスに好きです。

舞台に立っている喜びを全身で表現しながら、これからも努力し続けて夢を叶えて行くという強い意志を持ったシャーペイを涙なしで見ることができません。

ディズニープラスの訳詞を書き起こしたので良ければご覧になって頂いて、歌詞からも伝わるシャーペイの魅力を存分に味わって頂けたらと思います。


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私の中で湧き上がる 血管の隅々まで

電気が走ったように 世界が変わる

道は開けた さあ出発よ

 

私の人生は今夜始まる

やっと自分の道を見つけた

行き先はわからない

でも信じて行くわ

しっかりとつかまって

進むだけよ これからの人生を

 

全力でやるだけよ 保証なんてない

チャンスをもらったら自分次第よね

狙いを定めるの 明かりをつけて

 

私の人生は今夜始まる

やっと自分の道を見つけた

行き先はわからない

でも信じて行くわ

しっかりとつかまって

進むだけよ これからの人生を

 

世界は舞台よ

私は自分の役を演じる

絶対に輝いてみせるから

 

私の人生は今夜始まる

やっと自分の道を見つけた

行き先はわからない

でも信じて行くわ

 

私の人生は今夜始まる

やっと自分の道を見つけた

夢を持つことですべて始まる

どんな未来が待っているの

さあしっかりとつかまって

進むだけよこれからの人生を

これからの人生を

これからの人生を

 

まだまだ伝えきれない魅力の数々 

シャーペイ衣装は常に完璧です。

お付きの人をやっている時も家で作業をしている時も、彼女は常にシャーペイファッションです。

心理的に辛い時でも常に自分を保っているのが彼女らしくてとても好きで、衣装担当の方は偉大だなと心から思います。

 

また今作の魅力は犬映画ということにもあります笑。

映画で犬を観るときはどちらというと実写よりもアニメーションで観るのが好きだったりするんですが、この作品の犬要素はとても好きです。

犬が急に喋ったりすることもなく、犬同士が恋に落ちて行く様をうまくSEなどを使って表現しているのが好きだったりします。

そしてストーリーの展開としても犬が重要な要素になっているため、犬の出演時間もそこそこ長く犬好きの方も楽しめると思います。

 

おまけにはなりますが、今作の1番最後にはライアンも登場します。

ディズニープラス版ではカットされているようですが、Youtubeには載っているのでぜひこちらも観てみてください!


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魅力はまだまだあると思いますがとりあえずこの辺で。

ぜひコメントなどで私はここが好きという点を教えていただけると嬉しいです!

 

最後に 

この作品はシャーペイという人物をもっともっと好きになれる作品であり、観ている自分達にエールをくれる映画だと思います。

彼女の夢に向かって突き進む姿を観れるだけでこの映画の価値があります。

もちろんディズニーチャンネルオリジナルムービーなので荒削りの部分もありますが、それを含めても私の中では好きなディズニー映画トップ10に入る作品です。

このブログを読んでもう一度観ようと思ってくださる方がいれば幸いです。

 

そしてこのブログを書いていて改めてHSMシリーズの偉大さも実感しました。

今はディズニープラスドラマシリーズも配信されていますが、まだシーズン2を観れていないので速く観なくてはと思いました笑。

また数年前に舞台版のハイスクールミュージカルを観に行った感想も書いていたりするので、気になる方がいればぜひ目を通してみてください!

waltorangejuice.hatenablog.com

 

読んでくださりありがとうございました!

ぜひまた次回もお楽しみに!

 

名作『あの夏のルカ』の雑感

こんにちは、うぉるぱです。

 

6月18日に『あの夏のルカ』がディズニープラスで配信されました!

非常に非常に良い作品だったので、ざっくりと感想を書いていきたいと思います。

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ここからはネタバレありで書いていきます。

まだ見ていない方はぜひ見てからまたお越しください!

 

ディズニープラスに入ってる方は追加料金なしで見れますし、まだ入ってない方も1ヶ月の無料お試しで観れるのはとてもお得だと思います!(ディズニープラスの回し者ではありません笑)

個人的には3000円払って観たいくらいの作品でした。

 

  

描写

エンリコ監督『La Luna』(『月と少年』)の描き方がすごい好きなので、今作もとても素敵な描かれ方をするんだろうなと思ってましたが想像以上に最高でした。

 

まず冒頭のシーモンスターたちの暮らしが描かれるシーンはピクサーお家芸という感じで、人間とは違うけど似たような要素があることで親近感を感じさせる描き方がさすがでしたね。

海藻の農業みたいなのと魚の牧羊みたいなのが面白かったです。

それにしても服が藻で作られていたり海中農業とかは、ネモ船長を想起させましたね笑。 

 

あとはセリフなしで曲だけで時が進んでいく描写は本当に大好きです。

カールじいさんの空飛ぶ家とかのあのシーンとかも超好きですけど今回も最高でした。

 

個人的に一番美しかったと感じた描写は、月を背景にルカとジュリアが歩いているシーンですね。

『La Luna』の要素も感じられつつ、美しい情景に惚れ惚れしました。

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月を空飛ぶイワシだと思って一緒に飛ぶ空想のシーンは、Netflixで配信されているグレン・キーン監督『フェイフェイと月の冒険』(『Over the Moon』)に似た世界観だなと感じました。

空想シーンはこのシーン以外もすごい魅力的で、小さい時特有の色々考えちゃうのが昔を思い出させて懐かしい気持ちになりました。

 

またキャラを怖く描く演出も伝統的な手法でありながら非常に良かったと感じました。

ヴィランエルコレが銛を持っているシーンで雷がドーンと落ちたり、アルベルトシーモンスターに変身するところで夕日がバックになったりする描き方もとても好きでした。

 

あと気になったのは魚達の中でジュゼッペという魚が逃げようとしている描写ですかね。

ルカは親に縛られた存在でありましたが、また同時に強くではないものの魚達を縛っている存在でもありました。

エンドクレジット後にウーゴおじさんと深海で話していたのは、きっとジュゼッペだったのではと思いました。

魚達がルカと同じように外に出たい気持ちを持って、最後には広い世界へと旅に出るのが興味深い描き方だなぁと思ったりもしました。

 

キャラクター

ルカアルベルトのお互いに無い物を持ってるからこそ惹かれ合い、違う性格だからこそぶつかり合うみたいな部分は比較的よくある設定ではありますが、物語に深みを持たせていたかなと思います。

ルカ視点で見るのとアルベルト視点で見るのとで2回楽しめるのがいいですね。

またルカの周辺でわかりやすく恋愛模様を描かなかったのも個人的にとても良かったと感じました。

 

あとはお父さん(マッシモ)がとてもとてもいい人でしたね。

予告を見る限りは怖い人のように映っていましたが、これも見る側の偏見だったなと反省しました。

アルベルトがいなくなった時にはすぐ探しに行ったり、娘の応援を全力でしたりと素敵なお父さん過ぎて大好きでした。

右腕が生まれつきないという障がいを持っていながらも、街で一番のシーモンスターのハンターとして活躍している様子が、今まで障がいのある人が主要な役として描かれてこなかった背景を踏まえてとてもいい傾向だと感じました。

 

あとここがいいなぁと思ったのはルカとおばあちゃんの関係ですね。

孫と祖父母の関係性が親子間とは違う冗談を言い合えるような関係であることを「冗談関係」と言いますが、その関係って苦しい親子間の関係性を緩和させてくれるものですよね。

モアナでもこの関係が描かれていましたが、自分と亡くなった祖母との関係性を思い出して少しエモくなりました。

 

邦題

今回『あの夏のルカ』という邦題だったので、『クルエラ』のように主人公が自らの過去を振り返りながら話が進んでいくのかと思っていましたがそうではなかったですね。

『Luca』 だけでは伝わりにくい夏らしい雰囲気をタイトルに載せていたのは非常にいいと思います。

「あの夏の」という表現が、ルカが大人になってからも絶対忘れないような夏にも思えますし、観客側がそれぞれの懐かしきあの夏と重ねられるようにも取れるので非常にいい邦題だと感じました。

 

考えたこと

今回はやはりテーマとして多様性差別や偏見をなくしたいという思いがあって、その中で人間とシーモンスターがうまく描かれていたなぁと思います。

物語が進む中でお互いが敵対し合うキッカケとなった事件が登場するのかと思っていました。

しかし、そのようなキッカケは何もなしにただ恐ろしい存在だと勝手に思って敵対をしていたのがとても印象的でした。

知らない存在に対して根拠のない敵対心を抱いているだけという状況が1番怖いと感じました。

実際の人間社会においても人種やジェンダーにおいて根拠なしに差別意識を持っている人は残念なことに多くいる現状がありますし、そういう人にこの作品でメッセージが届いていればなと思います。

他人事のように書いてしまいましたが、自分も知らないうちに何かに対して偏見を持ってしまう可能性も十分あります。

やはり無知であることがそのような偏見や差別意識を持ってしまうことに繋がってしまう事が多いと思うので、無知を自覚して積極的に知ろうという姿勢が大事ですよね。

その点でルカが好奇心旺盛で勉強したいという流れになったのもとても良かったと思います。

加えてメッセージ性が教訓感満載過ぎなかったのも非常に好印象でした。

 

勝手な妄想

シーモンスター達もイタリア系の名前が付いていることに少し違和感を感じました。

しかし、それはもしかすると昔は陸と海が1つの世界だったりしたのかなと思ったりもしました。

人間とシーモンスター結婚することも当たり前にあったからこそ、シーモンスターの名前もイタリア系なのかなと勝手に考えたりしました。

もしくはおばあちゃんみたいに陸にたまにいく人が、人間の名前を気に入って名前につけたりしたんですかね。

色々と想像が膨らみます。

  

最後に

全体として『リトル・マーメイド』・『モアナと伝説の海』・『ズートピアなどの作品の良いところを凝縮した部分もありつつ、イタリアの舞台を存分に活かした今までにない最高の作品に仕上がってましたね。

メディテレーニアンハーバーを思わせる情景とパスタサッカーのシーンが個人的にはお気に入りでした。

そしてドキドキ感ワクワクを感じさせる展開に胸を踊らせ、最後には涙を流さずにはいられない最高のストーリーでした。

ピクサー作品の中でも大好きな作品の一つになりました。

 

また多くの方がジブリっぽいと言っていたのですが、恥ずかしながらジブリ作品に疎いためその要素を感じ取れなかったのが残念だったので、ジブリ作品をたくさん見てからまた見直したいと思います。

 

今回もブログを読んでくださりありがとうございます。

最近は頑張って更新頻度上げてますので、これからもたくさん読んでくださると非常に嬉しいです。

 

『あの頃をもう一度』(Us Again)への異常な愛を語るブログ

こんにちは。

『あの頃をもう一度』大好き芸人うぉるぱです。

 

先週の6月4日にディズニープラスにて『あの頃をもう一度』が配信開始されました!

『ラーヤと龍の王国』と同時公開された短編で、劇場で観た際もボロ泣きで超好きでしたが、配信で繰り返す観るうちに更に好き度が増し、最近は連日『あの頃をもう一度』に関して怒涛のツイートをしております。

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ポスターからして優勝

私がこの作品を50回近く観て気付いたことや海外のサイトで情報収集をした内容をたくさんの愛と共にお届けできたらと思っております。

このブログを読めば『あの頃をもう一度』に関して何でも知れるレベルの情報量を目指しますので、気になるところだけ読んでくださっても大丈夫です笑。

Twitterに書いた内容と重複する部分もありますが、Twitterに色々書きすぎて収拾つかなくなってる自分用のメモ的な意味合いもあるのでそこはご了承ください。

 

一応『ラーヤと龍の王国』を観た際にこの作品の感想も合わせて書いたんですけど、それだけで物足りなくなったので書く感じです笑。

もしよろしければその時のブログも読んでくださると嬉しいです。

waltorangejuice.hatenablog.com

 

 

ダンス

『あの頃をもう一度』の1番の魅力は何と言ってもダンスだと思います。

振付を担当したのはケオネ&マリ・マドリッドのご夫婦です。

まずはこちらを見ていただければ彼らの踊りに魅了されると思います!

振付としてはBTSの「FIRE」などでも知られ、ジャスティン・ビーバービリー・アイリッシュとのコラボでも有名な方です。

感情をうまく表現した細かい振付が特徴的なようで、今作でも細かいステップなどが印象的でした。

 

また監督のザック・パリッシュは2人のダンスがこの作品のインスピレーションの1つであることを明かしています。

パリッシュ監督は「ケオネとマリの2人と一緒に作ることが、この映画を機能させるためのカギでした」と語っており、2016年にケオネ&マリが披露した老夫婦になりきってのダンス映像を見たことが本作のアイデアを大きく膨らませたことを明かしている。

eiga.com


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こちらが監督が述べていた2016年のワールド・オブ・ダンスという大会で披露したダンスだと思われます。(ワールド・オブ・ダンスの映像ではありませんが)

彼らの凄さが動画内の歓声でもよくわかりますね!

 


www.youtube.com

 

現在実際にお二人が振りを踊っている映像(片方はインタビューと共に)が2本公開されております。

アニメーションでしかできないような動きを軽々と踊ってるお二人が本当に凄すぎます。

全くダンスができない私でも踊りたくなるような作品に仕上がったのは、ケオネ&マリのお二人が振付を担当したからこそだったと思います。

 

音楽・ストーリー構成

心踊る音楽というのもこの作品の大きな魅力です。

楽曲はキャプテン・マーベルなどで知られる作曲家のパイナー・トプラクが担当されており、インタビュー映像もアップされています。


www.youtube.com

 

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監督の作ったemotional map

先ほどのインタビューの中で、監督が音楽制作を依頼するために感情をわかりやすく伝えるemotinal mapというものが登場しました。

私自身初めて作品を観た際に、7分という短い時間の中でこれほど感情を大きく揺さぶる作品があるのかと驚きました。

短編映画はどこかしっとりした内容が多いイメージで、同情して涙を流してしまうほどの悲しさと嬉し涙を誘うほどの喜びを同時に味わえるような短編作品に今作で初めて出会ったような気がします。

このような今作の素晴らしいストーリー展開は、このemotinal mapをもとにした素晴らしい音楽あってのものだと思います。

 

そしてこのemotinal mapのラストで男性よりも女性の方がグラフで上になっているのがとても印象的ですね。

作品の中では男性の変化が主に描かれていますが、その変化によってより幸せになったのは女性なんですよね。

 

またこんなことも考えたりしました。

ミュージカルになっても面白いかなと思いましたが、セリフなしだからこその魅力がありますよね。

 

衣装

この作品で衣装はそれほど目立った存在ではないと思いますが、繰り返し観るうちに衣装まで心情を表す1つの大きな要素として機能していることに気付きました。

 衣装に注目してもう一度観てみると、今までとは違った見方ができると思いますのでぜひ!

 

監督

先に振付や作曲家を紹介してしまいましたが、今作の監督はザック・パリッシュです。

ベイマックスではヘッド・オブ・アニメーションを務めた方で、ディズニープラスで配信されている『ショート・サーキット』という短編映画のシリーズで『水たまり』(原題:Puddels)の監督もされています。

 

監督は作品のインスピレーションとして、自身の経験や祖父母の存在を挙げています。

監督自身が年齢を重ねてきたことで年齢に対する考えについて注目するようになり、父方の祖父母がアクティブなのに対して母方の祖父母が比較的落ち着いているという両者のコントラストが面白いと感じたそうです。

news.disney.com

 

そしてが今作のキーポイントですが、なぜ雨を若さを与えるプラスのものとして描いたかについては、監督が中西部で育ったことが影響していると述べられていました。

乾燥地域では雨は幸せをもたらすものだったんですね。

mamasgeeky.com

 

監督の考えや嗜好が反映された人物設定や参考作品については次の章でお話します!

その前に監督がお子さんと今作を観ているのが可愛すぎるので全人類に見て欲しいです笑

 

人物設定

今作に登場する主人公の夫婦やその他の登場人物にも、監督の周囲にいる人々の存在が影響しているようです。 

作品内では明かされていませんが、男性の名前がArtで女性の名前がDotということがTwitterやインタビューで明らかになっています。 

この2人の名前は実際の監督の祖父母の名前から取ったようです。

www.cinemablend.com

 

ただ監督の祖父母が日系人というわけではなく、監督の奥様が日系人ということが影響しているみたいです。

ベイマックスにも携わっていた方ですし、日本との関わりはとても強いようですね。

 

このようなお店も確認できたので、近くにも日系人が多く住んでいる場所なのかなと想像が膨らみますね。

 

この点に関しては監督以外にもプロデューサーが異人種間夫婦であり、ケオネ&マリもそれぞれ両親が異人種間夫婦ということも作品作りの上で関係したようですね。

ダイバーシティインクルージョンの観点から見てもとてもいい描き方だったと思います。

 

参考作品

インスピレーションを与えた作品として、『パリのアメリカ人』・『ララランド』・『雨に唄えばの3作品を挙げていました。

news.disney.com

個人的には上記の2作品の要素を特に強く感じられたのですが、『パリのアメリカ人』を観た記憶が朧げだったのでこの作品からの要素をあまり感じ取ることができませんでした…

もう一度見直したいと思います!

 

また参考作品として挙げられているわけではないですが、今作を観てディズニー作品の要素を感じられる部分もありました。

 

イースターエッグ

『あの頃をもう一度』には多くのイースターエッグが隠されています。

監督が『ファンタジア』がお好きなようですね。

ラプソディー・イン・ブルーのシーンと今作との相性もバッチリですよね!

 

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ナヴィーン?

テレビに登場したカエルをプリンセスと魔法のキスナヴィーンと書いている海外サイトもありましたが若干微妙ですね笑

 

またエンドロールのシーンも『シュガーラッシュ』との繋がりを指摘する海外サイトもありましたが、私としては明確な証拠を得られなかったですね…

 

mamasgeeky.com

イースターエッグを探しながら見るのも楽しいですよね!

 

部屋の写真

部屋に飾っている写真にも多くのイースターエッグが隠されています。

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壁に貼られた写真たち

現在公開されているアートを実際の壁と同じ配置で貼り付けてみました。

SNSにアップする都合で正方形に切り取られてしまったものもありますが、できれば元サイズで見たいものですね。

このシーンは実際には秒で終わってしまいじっくりと見れないのが悲しいので、上の写真の白くなっている4枚分も公開して欲しいです。

 

そして今公開されている写真のうち3枚にイースターエッグがあります!

これらのイースターエッグに関しては監督がインスタでも少し言及していますので、ぜひそちらもチャックしてみてください。

 

最近は毎日何かしらのコンテンツをSNSなどで発信してくれているので、何かしら今後も新しい情報を知れると嬉しいですね!

 

コンセプトアート

コンセプトアートはインスタなどで多く公開されています。

どれも見ているだけで心が踊るような作品ですね。

長編映画のようにアート集を出して欲しいと心から願っております。

 

裏話

裏話的な話で言うとラーヤと同時公開ということは、監督も情報解禁の1週間前くらいに伝えられたそうです。

てっきり制作段階からコンセプトを合わせて作っていたのかと思うほどメッセージも似ていていい組み合わせだったと思います。

www.etonline.com

 

個人的推しシーン

個人的に好きなシーンをいくつか勝手に挙げておきますので、共感してくださったら嬉しいです笑。

このネオンサインは好きすぎて自分で作ろうかと思ってます笑。

 

終わりに 

非常に長いブログを読んでくださってありがとうございます!

ツイートが多くて自分でもびっくりしてます笑

 

なるべく自分の感想と収集した情報が混ざらないように書いたつもりです。

英語のサイトから引っ張ってきたものは誤訳とかの可能性もあるので、間違っている部分などあれば教えていただければと思います。

また新たな情報とかがあれば追加します。

 

とにもかくにも『あの頃をもう一度』は最高の作品です。

7分だけでこんなにも幸せになれる作品は他にありません。

今まで一番好きな映画を聞かれた時はメリー・ポピンズと答えていましたが、これからは『あの頃をもう一度』と答えることになるかもしれません。

 

皆さんも何度見ても新しい発見があると思いますので、ぜひこのブログを読んでからもう一度見たいという気持ちになってくださると非常に嬉しいです。

 

それではまた次回のブログでお会いしましょう!

 

『クルエラ』ネタバレ感想

こんにちは、うぉるぱです。

 

先日『クルエラ』を観てきたので、少し雑にはなりますが感想を書いていこうと思います。

ネタバレありですのでまだ観てない方はぜひブラウザバックして、またお越しくださいませ。

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シネマイクスピアリにて

 残念ながら映画館に気軽に行けない時代ですが、もし機会があれば映画館の音響環境で鑑賞して欲しい作品です!

 

 

衣装・音楽

 ツイートでも書きましたが、衣装音楽が最強です。

これに関しては長々語るよりも観て聴いてもう一度体感した方がいいと思うのでさらっと書きます笑。

 

ストーリー的にもこの2つの要素が大きく影響してくるような構成だったので、話の内容と掛け合わさることで更に衣装と音楽の良さが際立っていて最高でした。

特に衣装そしてメイクはクルエラの心理的な部分も合わせて表現されていたので、とてもとても魅了されました。

 

音楽に関してはとりあえずサントラをたくさん聴こうと思います笑!

 

ストーリー

内容がオリジナルの「ダルメシアンを殺す(殺そうとする)」から「ダルメシアンが殺す」になっていたのは、非常に面白い転換だなと思いました笑。

確かにオリジナルの『101匹わんちゃん』でも続編でも『101』でも『102』においても、全ての犬ないしは動物がいい奴に描かれていたので、今回のダルメシアンダークサイドで描かれていたのは興味深かったです。

クルエラ視点で描くとダルメシアンに対して負の感情を抱くのは当たり前っちゃ当たり前なんですけど、彼らは操られていただけで最後にしれっと仲間になるところまではなかなか予想できなかったですね。

展開が読めないストーリーがとても魅力的でした。

 

最後のエンドクレジットの後にポンゴが登場するのも予想外でしたね。

それまでが結構オリジナル版とは違う展開だったので、最後にあの場面が来たのは少し驚きました。

映画が終わった後にアニメ版のストーリーが続くのではないかと思わせる狂気さがクルエラらしくてとても良かったです。

想像の余地があるような終わらせ方も好きです。(続編で語るようなことはしないで欲しいです笑)

狂気さに関しては『ジョーカー』ほどではなく、足りないとも思わないほど十分盛り込まれていて、バランスがちょうど良かったですね。

 

あとは実の親がこの人だった的ストーリーは少しリメンバー・ミー感がありましたね。

リメンバー・ミー』は「良い人が親だと思ってたらその人は悪い人で、実は良い人が本当の親」なのに対して、『クルエラ』は「良い人が親だと思ってたら、実は悪い人が本当の親」という展開ですね。

リメンバー・ミー』に対して言われていた結局血縁関係のみの家族しか救済してないという部分を解消していた点でも優れていると感じました。

 

キャラクター

オリジナルの『101匹わんちゃん』って登場するキャラが最も多いディズニー映画の1つな気がします。(『ライオンキング』のヌーとかもたくさんいるけど笑)

数の暴力で圧倒されますけども、冷静に考えると少しカオスですよね笑。

その点今回の『クルエラ』は登場キャラもそれほど多くなく、それぞれのキャラが非常に立っていたのが印象的でした。

 

まずエステラクルエラに関してはスタンディングオベーションですね!

エマ・ストーンしか演じることはできなかったのではないでしょうか。

エステラの夢に向かう純粋さとクルエラの狂気さという二面性を演じ分け、最終的にクルエラになる際も程よいバランスでエステラの要素が入ってくる感じがたまりませんでした。

クルエラもただ狂気的なだけというわけでもなく、母キャサリンが実の母でないと知った時に愛してると言えたり、冷たい態度を取っていたジャスパーとホーレスに対してしっかり謝罪できたりする部分にとても人間らしさを感じられてキャラとして引き込まれました。

感謝謝罪ができるヴィランはなかなかいないですよ笑。

 

あとクルエラが犬を殺さなかったのも良かったですね笑。

多分ディズニーが殺すような描写をできないというのもあると思いますが笑。

狂気さはありつつもどこか安心して観れるところは、怖い系の話が苦手な私にとってありがたかったです。

 

そして今回特に好きだったキャラはジャスパーアーティですね。

ジャスパーとホーレスはオリジナル版や『101』とは異なる性格になってましたね。

特にジャスパーのエステラとの関係性は非常に良かったと思っていて、夢を応援する様子やジミニー・クリケットのように良心的なポジションで見守る様子に惹かれました。

途中その関係性が行きすぎて窓の外に座ってるシーン(?)あたりで恋愛関係になりそうになってちょっとヒヤッとしましたが、そこは友達の関係で維持されていたので安心しました笑。

 

アーティに関してはオリジナルにはないキャラでしたが、この作品に登場させた意味を感じるキャラでした。

LGBTのキャラとしてはパンフでは紹介されていないし、パンフにまず写真が載ってないのが非常に残念でしたが、ファッショナブルで人と違うことがカッコいいというようなメッセージを届ける姿にとても魅了されました。

 

あとはエマ・トンプソンのイラつかせるような演技が凄すぎましたね。

パンフにもありましたが、バロネスが本当のクルエラみたいな存在として描かれていたので、オリジナルの『101匹わんちゃん』のクルエラに抱いた感情と同じような感情をバロネスに抱きながら観れたのは非常に楽しかったなぁと思います。

 

『101匹わんちゃん』の要素

実写化した際にオリジナルとの整合性を確かめる作業というのは非常に無意味であるし、作品を作るときもオリジナルをなぞるようなものにしてはいけないという風には思います。

しかし、なんだかんだでオリジナルの要素を見つけると少し舞い上がってしまいますよね笑。

 

今回は前述したエンドクレジットの部分のポンゴのシーンとかにオリジナル要素があったんですけど、個人的には犬が飼い主に似るというシーンが使われていたのがとても好きでした。

オリジナル版では冒頭にあるシーンで、個人的にとても昔のアニメーションらしいなと感じる描写でして、今回はそのシーンに対するリスペクトを感じられて幸せでした。

 

あとこの要素ありそうだなと思ってなかったのは、犬たちが昔のディズニー作品を観ている描写ですね。

オリジナルの『101匹わんちゃん』では犬たちが『花と木』を観ていて、『101』では『おしゃれキャット』、『102』ではわんわん物語を観ているシーンがありました。

今回はサッカー観てましたね笑。

イギリスらしいと言えばらしいですし、トッテナムファンなんだ!と思いました笑

確かに今回の作風で他のディズニー作品が写っていると違和感があったのかもしれないので、少し楽しみにしていたところですがディズニー作品の登場はなくても仕方なかったかなと思っています。

 

おわりに

今回は『クルエラ』の感想をメモ書き程度ではありますが書いてきました。

全体通して非常に良い作品で、コロナ禍で映画館になかなか気軽に足を運べないのが悔やまれるばかりです。

 

明日は『クルエラ』に関してスペースでネタバレなしでお話しようかなと思ってますので、暇で暇でしょうがない方はぜひお待ちしてます笑!

 

ブログを読んでくださりありがとうございます!

また次回お会いしましょう!!!