『クルエラ』ネタバレ感想

こんにちは、うぉるぱです。

 

先日『クルエラ』を観てきたので、少し雑にはなりますが感想を書いていこうと思います。

ネタバレありですのでまだ観てない方はぜひブラウザバックして、またお越しくださいませ。

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シネマイクスピアリにて

 残念ながら映画館に気軽に行けない時代ですが、もし機会があれば映画館の音響環境で鑑賞して欲しい作品です!

 

 

衣装・音楽

 ツイートでも書きましたが、衣装音楽が最強です。

これに関しては長々語るよりも観て聴いてもう一度体感した方がいいと思うのでさらっと書きます笑。

 

ストーリー的にもこの2つの要素が大きく影響してくるような構成だったので、話の内容と掛け合わさることで更に衣装と音楽の良さが際立っていて最高でした。

特に衣装そしてメイクはクルエラの心理的な部分も合わせて表現されていたので、とてもとても魅了されました。

 

音楽に関してはとりあえずサントラをたくさん聴こうと思います笑!

 

ストーリー

内容がオリジナルの「ダルメシアンを殺す(殺そうとする)」から「ダルメシアンが殺す」になっていたのは、非常に面白い転換だなと思いました笑。

確かにオリジナルの『101匹わんちゃん』でも続編でも『101』でも『102』においても、全ての犬ないしは動物がいい奴に描かれていたので、今回のダルメシアンダークサイドで描かれていたのは興味深かったです。

クルエラ視点で描くとダルメシアンに対して負の感情を抱くのは当たり前っちゃ当たり前なんですけど、彼らは操られていただけで最後にしれっと仲間になるところまではなかなか予想できなかったですね。

展開が読めないストーリーがとても魅力的でした。

 

最後のエンドクレジットの後にポンゴが登場するのも予想外でしたね。

それまでが結構オリジナル版とは違う展開だったので、最後にあの場面が来たのは少し驚きました。

映画が終わった後にアニメ版のストーリーが続くのではないかと思わせる狂気さがクルエラらしくてとても良かったです。

想像の余地があるような終わらせ方も好きです。(続編で語るようなことはしないで欲しいです笑)

狂気さに関しては『ジョーカー』ほどではなく、足りないとも思わないほど十分盛り込まれていて、バランスがちょうど良かったですね。

 

あとは実の親がこの人だった的ストーリーは少しリメンバー・ミー感がありましたね。

リメンバー・ミー』は「良い人が親だと思ってたらその人は悪い人で、実は良い人が本当の親」なのに対して、『クルエラ』は「良い人が親だと思ってたら、実は悪い人が本当の親」という展開ですね。

リメンバー・ミー』に対して言われていた結局血縁関係のみの家族しか救済してないという部分を解消していた点でも優れていると感じました。

 

キャラクター

オリジナルの『101匹わんちゃん』って登場するキャラが最も多いディズニー映画の1つな気がします。(『ライオンキング』のヌーとかもたくさんいるけど笑)

数の暴力で圧倒されますけども、冷静に考えると少しカオスですよね笑。

その点今回の『クルエラ』は登場キャラもそれほど多くなく、それぞれのキャラが非常に立っていたのが印象的でした。

 

まずエステラクルエラに関してはスタンディングオベーションですね!

エマ・ストーンしか演じることはできなかったのではないでしょうか。

エステラの夢に向かう純粋さとクルエラの狂気さという二面性を演じ分け、最終的にクルエラになる際も程よいバランスでエステラの要素が入ってくる感じがたまりませんでした。

クルエラもただ狂気的なだけというわけでもなく、母キャサリンが実の母でないと知った時に愛してると言えたり、冷たい態度を取っていたジャスパーとホーレスに対してしっかり謝罪できたりする部分にとても人間らしさを感じられてキャラとして引き込まれました。

感謝謝罪ができるヴィランはなかなかいないですよ笑。

 

あとクルエラが犬を殺さなかったのも良かったですね笑。

多分ディズニーが殺すような描写をできないというのもあると思いますが笑。

狂気さはありつつもどこか安心して観れるところは、怖い系の話が苦手な私にとってありがたかったです。

 

そして今回特に好きだったキャラはジャスパーアーティですね。

ジャスパーとホーレスはオリジナル版や『101』とは異なる性格になってましたね。

特にジャスパーのエステラとの関係性は非常に良かったと思っていて、夢を応援する様子やジミニー・クリケットのように良心的なポジションで見守る様子に惹かれました。

途中その関係性が行きすぎて窓の外に座ってるシーン(?)あたりで恋愛関係になりそうになってちょっとヒヤッとしましたが、そこは友達の関係で維持されていたので安心しました笑。

 

アーティに関してはオリジナルにはないキャラでしたが、この作品に登場させた意味を感じるキャラでした。

LGBTのキャラとしてはパンフでは紹介されていないし、パンフにまず写真が載ってないのが非常に残念でしたが、ファッショナブルで人と違うことがカッコいいというようなメッセージを届ける姿にとても魅了されました。

 

あとはエマ・トンプソンのイラつかせるような演技が凄すぎましたね。

パンフにもありましたが、バロネスが本当のクルエラみたいな存在として描かれていたので、オリジナルの『101匹わんちゃん』のクルエラに抱いた感情と同じような感情をバロネスに抱きながら観れたのは非常に楽しかったなぁと思います。

 

『101匹わんちゃん』の要素

実写化した際にオリジナルとの整合性を確かめる作業というのは非常に無意味であるし、作品を作るときもオリジナルをなぞるようなものにしてはいけないという風には思います。

しかし、なんだかんだでオリジナルの要素を見つけると少し舞い上がってしまいますよね笑。

 

今回は前述したエンドクレジットの部分のポンゴのシーンとかにオリジナル要素があったんですけど、個人的には犬が飼い主に似るというシーンが使われていたのがとても好きでした。

オリジナル版では冒頭にあるシーンで、個人的にとても昔のアニメーションらしいなと感じる描写でして、今回はそのシーンに対するリスペクトを感じられて幸せでした。

 

あとこの要素ありそうだなと思ってなかったのは、犬たちが昔のディズニー作品を観ている描写ですね。

オリジナルの『101匹わんちゃん』では犬たちが『花と木』を観ていて、『101』では『おしゃれキャット』、『102』ではわんわん物語を観ているシーンがありました。

今回はサッカー観てましたね笑。

イギリスらしいと言えばらしいですし、トッテナムファンなんだ!と思いました笑

確かに今回の作風で他のディズニー作品が写っていると違和感があったのかもしれないので、少し楽しみにしていたところですがディズニー作品の登場はなくても仕方なかったかなと思っています。

 

おわりに

今回は『クルエラ』の感想をメモ書き程度ではありますが書いてきました。

全体通して非常に良い作品で、コロナ禍で映画館になかなか気軽に足を運べないのが悔やまれるばかりです。

 

明日は『クルエラ』に関してスペースでネタバレなしでお話しようかなと思ってますので、暇で暇でしょうがない方はぜひお待ちしてます笑!

 

ブログを読んでくださりありがとうございます!

また次回お会いしましょう!!!