『あの頃をもう一度』(Us Again)への異常な愛を語るブログ
こんにちは。
『あの頃をもう一度』大好き芸人うぉるぱです。
先週の6月4日にディズニープラスにて『あの頃をもう一度』が配信開始されました!
『ラーヤと龍の王国』と同時公開された短編で、劇場で観た際もボロ泣きで超好きでしたが、配信で繰り返す観るうちに更に好き度が増し、最近は連日『あの頃をもう一度』に関して怒涛のツイートをしております。
私がこの作品を50回近く観て気付いたことや海外のサイトで情報収集をした内容をたくさんの愛と共にお届けできたらと思っております。
このブログを読めば『あの頃をもう一度』に関して何でも知れるレベルの情報量を目指しますので、気になるところだけ読んでくださっても大丈夫です笑。
Twitterに書いた内容と重複する部分もありますが、Twitterに色々書きすぎて収拾つかなくなってる自分用のメモ的な意味合いもあるのでそこはご了承ください。
一応『ラーヤと龍の王国』を観た際にこの作品の感想も合わせて書いたんですけど、それだけで物足りなくなったので書く感じです笑。
もしよろしければその時のブログも読んでくださると嬉しいです。
waltorangejuice.hatenablog.com
ダンス
『あの頃をもう一度』の1番の魅力は何と言ってもダンスだと思います。
振付を担当したのはケオネ&マリ・マドリッドのご夫婦です。
まずはこちらを見ていただければ彼らの踊りに魅了されると思います!
『あの頃をもう一度』のダンスを担当してるケオネ&マリのWorld of Danceでのパフォーマンスが、素晴らしすぎてこの作品を好きな人は全員好きだと思うのでぜひ見てくださいhttps://t.co/NvIaGdmpmG pic.twitter.com/C1Ffkdj2Go
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月5日
振付としてはBTSの「FIRE」などでも知られ、ジャスティン・ビーバーやビリー・アイリッシュとのコラボでも有名な方です。
感情をうまく表現した細かい振付が特徴的なようで、今作でも細かいステップなどが印象的でした。
また監督のザック・パリッシュは2人のダンスがこの作品のインスピレーションの1つであることを明かしています。
パリッシュ監督は「ケオネとマリの2人と一緒に作ることが、この映画を機能させるためのカギでした」と語っており、2016年にケオネ&マリが披露した老夫婦になりきってのダンス映像を見たことが本作のアイデアを大きく膨らませたことを明かしている。
こちらが監督が述べていた2016年のワールド・オブ・ダンスという大会で披露したダンスだと思われます。(ワールド・オブ・ダンスの映像ではありませんが)
彼らの凄さが動画内の歓声でもよくわかりますね!
Go behind the scenes of Us Again with this side-by-side video featuring reference footage from choreographer @keonemadrid. Us Again is now streaming on @DisneyPlus. pic.twitter.com/RPs3lwrpQ2
— Disney Animation (@DisneyAnimation) 2021年6月6日
現在実際にお二人が振りを踊っている映像(片方はインタビューと共に)が2本公開されております。
アニメーションでしかできないような動きを軽々と踊ってるお二人が本当に凄すぎます。
全くダンスができない私でも踊りたくなるような作品に仕上がったのは、ケオネ&マリのお二人が振付を担当したからこそだったと思います。
音楽・ストーリー構成
心踊る音楽というのもこの作品の大きな魅力です。
楽曲は『キャプテン・マーベル』などで知られる作曲家のパイナー・トプラクが担当されており、インタビュー映像もアップされています。
先ほどのインタビューの中で、監督が音楽制作を依頼するために感情をわかりやすく伝えるemotinal mapというものが登場しました。
私自身初めて作品を観た際に、7分という短い時間の中でこれほど感情を大きく揺さぶる作品があるのかと驚きました。
短編映画はどこかしっとりした内容が多いイメージで、同情して涙を流してしまうほどの悲しさと嬉し涙を誘うほどの喜びを同時に味わえるような短編作品に今作で初めて出会ったような気がします。
このような今作の素晴らしいストーリー展開は、このemotinal mapをもとにした素晴らしい音楽あってのものだと思います。
そしてこのemotinal mapのラストで男性よりも女性の方がグラフで上になっているのがとても印象的ですね。
作品の中では男性の変化が主に描かれていますが、その変化によってより幸せになったのは女性なんですよね。
またこんなことも考えたりしました。
エモーショナルマップにはArtとDotのSongという項目があったので、制作段階ではミュージカル調になってた可能性もあったのかなと思ったり…(2人の動作に合わせた曲ということも十分考えられますが)#UsAgain#あの頃をもう一度 pic.twitter.com/VaKr2KXxuq
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月12日
ミュージカルになっても面白いかなと思いましたが、セリフなしだからこその魅力がありますよね。
衣装
この作品で衣装はそれほど目立った存在ではないと思いますが、繰り返し観るうちに衣装まで心情を表す1つの大きな要素として機能していることに気付きました。
衣装に着目すると、男性は水をはじくジャンパーを着ているのに対して、女性は水を吸うセーターを着ているコントラストが興味深い
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
若さをもたらす雨を求めてもはじかれてしまう男性と、心の若さを元から持っている女性の対比を表現しているようにも思える pic.twitter.com/3FiZ7MN9CC
衣装に関しては最初と比べて明るい洋服を着るようになるのもとても印象的 pic.twitter.com/7LwDQxQEFb
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
男性の服装に関して、
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月8日
シャツのみ→ジャンパー着る→帽子被る→帽子脱げる→帽子被る
のような若干の変化で気持ちの変化を表現してきてるのがうまいよなぁと思います#UsAgain#あの頃をもう一度 pic.twitter.com/HmcwEtTnWw
衣装に注目してもう一度観てみると、今までとは違った見方ができると思いますのでぜひ!
監督
先に振付や作曲家を紹介してしまいましたが、今作の監督はザック・パリッシュです。
『ベイマックス』ではヘッド・オブ・アニメーションを務めた方で、ディズニープラスで配信されている『ショート・サーキット』という短編映画のシリーズで『水たまり』(原題:Puddels)の監督もされています。
監督は作品のインスピレーションとして、自身の経験や祖父母の存在を挙げています。
監督自身が年齢を重ねてきたことで年齢に対する考えについて注目するようになり、父方の祖父母がアクティブなのに対して母方の祖父母が比較的落ち着いているという両者のコントラストが面白いと感じたそうです。
そして雨が今作のキーポイントですが、なぜ雨を若さを与えるプラスのものとして描いたかについては、監督が中西部で育ったことが影響していると述べられていました。
乾燥地域では雨は幸せをもたらすものだったんですね。
監督の考えや嗜好が反映された人物設定や参考作品については次の章でお話します!
その前に監督がお子さんと今作を観ているのが可愛すぎるので全人類に見て欲しいです笑
監督が子供と一緒に『あの頃をもう一度』見てるの可愛すぎてとろけてしまう pic.twitter.com/ZOMfrl8Qrp
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
人物設定
今作に登場する主人公の夫婦やその他の登場人物にも、監督の周囲にいる人々の存在が影響しているようです。
作品内では明かされていませんが、男性の名前がArtで女性の名前がDotということがTwitterやインタビューで明らかになっています。
この2人の名前は実際の監督の祖父母の名前から取ったようです。
Us againの男の人は日系人という設定なんですよね pic.twitter.com/auhjS4OSOQ
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月4日
ただ監督の祖父母が日系人というわけではなく、監督の奥様が日系人ということが影響しているみたいです。
『ベイマックス』にも携わっていた方ですし、日本との関わりはとても強いようですね。
家の前にあるお店もSaki's Cookiesって名前でおそらく日系の人のお店かな pic.twitter.com/CRxLjyUR6Y
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月5日
このようなお店も確認できたので、近くにも日系人が多く住んでいる場所なのかなと想像が膨らみますね。
監督自信も異人種間夫婦であり、多様性を描きたいという思いから、主人公たちはもちろん背後に映るキャラたちも異人種間カップルが多く描かれています pic.twitter.com/KjO4uBPJHr
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月7日
この点に関しては監督以外にもプロデューサーが異人種間夫婦であり、ケオネ&マリもそれぞれ両親が異人種間夫婦ということも作品作りの上で関係したようですね。
ダイバーシティ&インクルージョンの観点から見てもとてもいい描き方だったと思います。
参考作品
インスピレーションを与えた作品として、『パリのアメリカ人』・『ララランド』・『雨に唄えば』の3作品を挙げていました。
雨に唄えばの要素があるのも最高ですよね〜 pic.twitter.com/4Ic8xAH9Hb
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月4日
ララランド感もあって更に最高 pic.twitter.com/TzQ5IDif6K
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月4日
個人的には上記の2作品の要素を特に強く感じられたのですが、『パリのアメリカ人』を観た記憶が朧げだったのでこの作品からの要素をあまり感じ取ることができませんでした…
もう一度見直したいと思います!
また参考作品として挙げられているわけではないですが、今作を観てディズニー作品の要素を感じられる部分もありました。
冒頭の書類投げるところHSM2のwhat time is itみたいでいいよね〜
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
これから始まる!って感じがする pic.twitter.com/yQATzGMnKL
噴水の周りで踊ってるのも魔法にかけられてみたいでいいよね pic.twitter.com/NZwQCdp3yE
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
イースターエッグ
『あの頃をもう一度』には多くのイースターエッグが隠されています。
あの頃をもう一度のこのシーンで後ろに映ってるのはファンタジア2000のラプソディインブルー pic.twitter.com/xZBfkkMqC9
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月4日
監督が『ファンタジア』がお好きなようですね。
ラプソディー・イン・ブルーのシーンと今作との相性もバッチリですよね!
テレビに登場したカエルを『プリンセスと魔法のキス』のナヴィーンと書いている海外サイトもありましたが若干微妙ですね笑
ここがシュガラのリトワクさんとこのアーケードって書いてる人もいたけど真偽はいかに pic.twitter.com/3XwIzzSX8J
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月5日
またエンドロールのシーンも『シュガーラッシュ』との繋がりを指摘する海外サイトもありましたが、私としては明確な証拠を得られなかったですね…
本棚にラプンツェルに登場したビールジョッキがあるよって監督が言ってたけど、何十回見てもどこか分かりません笑
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月13日
真ん中の右くらいなのかな…?
どなたかわかったら教えて欲しいです🙏#UsAgain#あの頃をもう一度 pic.twitter.com/dLYOJidJl0
イースターエッグを探しながら見るのも楽しいですよね!
部屋の写真
部屋に飾っている写真にも多くのイースターエッグが隠されています。
現在公開されているアートを実際の壁と同じ配置で貼り付けてみました。
SNSにアップする都合で正方形に切り取られてしまったものもありますが、できれば元サイズで見たいものですね。
このシーンは実際には秒で終わってしまいじっくりと見れないのが悲しいので、上の写真の白くなっている4枚分も公開して欲しいです。
そして今公開されている写真のうち3枚にイースターエッグがあります!
『あの頃をもう一度』で壁に飾ってあるこの写真の背景は、『ベイマックス』のフレッドの邸宅の庭です!#UsAgain#あの頃をもう一度 pic.twitter.com/DErnTv9Lix
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月8日
同じくこちらの写真の背景は、『ベイマックス』に登場するヒロの家のリビングです!
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月8日
窓際に同じ椅子がありますね#UsAgain#あの頃をもう一度 pic.twitter.com/XhF3iTJdxQ
そしてこの写真の背景は、『ズートピア』の博物館の前だと思われます!
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月8日
これだけ難易度がエグいです笑#UsAgain#あの頃をもう一度 pic.twitter.com/N1mJsf9E9R
これらのイースターエッグに関しては監督がインスタでも少し言及していますので、ぜひそちらもチャックしてみてください。
個人的に公式から供給して欲しい写真は、テレビの上の大勢で踊っている写真と日本人っぽい人の写真ですね
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月13日
日本人の写真はおそらくArtの父か祖父なんでしょうけど、モデルになった人がいるのであれば知りたいですね〜 pic.twitter.com/jEiRMvTS0E
最近は毎日何かしらのコンテンツをSNSなどで発信してくれているので、何かしら今後も新しい情報を知れると嬉しいですね!
コンセプトアート
コンセプトアートはインスタなどで多く公開されています。
コンセプトアートいいですね〜 pic.twitter.com/TxXbIlevD8
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
『あの頃をもう一度』コンセプトアート集① pic.twitter.com/lOeZ20p0ud
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
コンセプトアート集②
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
どれを見ても最高です pic.twitter.com/O3k5FiOAKu
また素敵なものを見つけてしまった pic.twitter.com/X0E4abqErP
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月7日
どれも見ているだけで心が踊るような作品ですね。
長編映画のようにアート集を出して欲しいと心から願っております。
裏話
裏話的な話で言うとラーヤと同時公開ということは、監督も情報解禁の1週間前くらいに伝えられたそうです。
てっきり制作段階からコンセプトを合わせて作っていたのかと思うほどメッセージも似ていていい組み合わせだったと思います。
個人的推しシーン
個人的に好きなシーンをいくつか勝手に挙げておきますので、共感してくださったら嬉しいです笑。
ハグしてもう一回ギュッと抱きしめるシーンが私の推しポイントです pic.twitter.com/c8i6TNTR5w
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月6日
小指立ってるのかわいすぎる pic.twitter.com/loQSfrUj95
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月5日
エンドロールは後日の写真が多い中で1番最後の写真は、遊園地寄った日の帰りに最初に魔法がかかった場所でキスしてるというのがエモすぎて最高に好きです pic.twitter.com/t7Gv1nZzGI
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月13日
このネオンサインをグッズにして売って欲しいです pic.twitter.com/Zpch3FXTXK
— うぉるぱ (@waltorangejuice) 2021年6月5日
このネオンサインは好きすぎて自分で作ろうかと思ってます笑。
終わりに
非常に長いブログを読んでくださってありがとうございます!
ツイートが多くて自分でもびっくりしてます笑
なるべく自分の感想と収集した情報が混ざらないように書いたつもりです。
英語のサイトから引っ張ってきたものは誤訳とかの可能性もあるので、間違っている部分などあれば教えていただければと思います。
また新たな情報とかがあれば追加します。
とにもかくにも『あの頃をもう一度』は最高の作品です。
7分だけでこんなにも幸せになれる作品は他にありません。
今まで一番好きな映画を聞かれた時は『メリー・ポピンズ』と答えていましたが、これからは『あの頃をもう一度』と答えることになるかもしれません。
皆さんも何度見ても新しい発見があると思いますので、ぜひこのブログを読んでからもう一度見たいという気持ちになってくださると非常に嬉しいです。
それではまた次回のブログでお会いしましょう!