舞台版ハイスクールミュージカルを見た

こんにちは、うぉるぱです。

 

こないだSeiren Musical Projectさんの舞台版のハイスクールミュージカルを見てきまして、非常に良かったので感想を書いて行こうと思います。

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こないだといっても8月下旬の話ですが…

もう10月ですね…

 

 

映画版ハイスクールミュージカル 

ハイスクールミュージカルは言わずと知れたディズニーチャンネルの名作ですね。 

大フィーバーを巻き起こした2006年の公開当時は見ておりませんでしたが、1作目から3作目までDVDとCDも全部持っているほど大好きな作品です!

歌もダンスもキャストも全てが最高なんです。

高校生の”青春感”が懐かしさを覚えさせると同時に、私にもあんな青春があればなと思ったものです…笑

 

1作目から3作目の中で個人的に一番好きなのは3ですかね。

やっぱり1作目と2作目はディズニーチャンネルが作っているので、ディズニーチャンネルにありがちなストーリーの構成が若干甘いけれど歌が良いから全て良しみたいな雰囲気がある気がします。

ただ3作目はウォルトディズニーピクチャーズが制作しており、セットも豪華でお金がかかっている感じがします笑

ストーリーも良く、加えて曲も更にパワーアップしていて最高です。

そして個人的に声を大にして言いたいのはハイスクールミュージカルは3作品だけで完結してなくて、スピンオフ作品の『シャーペイのファビュラスアドベンチャー』で完結するってことですね。

やはりHSMシリーズのストーリーの作りの甘いところがヴィランの扱いだと思っていて、シャーペイがいつのまにかみんなと仲良くなってたり、進学先もそこまで納得いくものではないだろうに満足してる感じで3が終わるところが「え?」ってなる部分ではあります。

そこでそれをうまく解決したのが『シャーペイのファビュラスアドベンチャーです。

本当にスターになることをずっと望んでいたシャーペイの夢を叶える最高の物語です。

シャーペイのことがより好きになる映画で、最後に流れるThe rest of my lifeという曲も素晴らしいです。

ちょっと語りすぎてしまったんですけどもとりあえず見て欲しいですね。

シャーペイのファビュラス・アドベンチャー [DVD]
 

  

舞台版ハイスクールミュージカル

舞台版のハイスクールミュージカルがあるというのを知ったのは最近になってからです。

最初に日本で公演されたのはウィキペディアによると2007年らしいですね。

あまり映画版の方のハイスクールミュージカルも日本語版で見るのはあまり好きではないのですが、舞台版で本当のミュージカルとしてやっていたのは興味がありまして、Seiren Musical Projectさんが公演を打つというのを聞いて見に行くしかないなと思ってズカズカ一人で乗り込んで来ました。

 

Seiren Musical Projectさんは大学のミュージカルサークルの中でもクオリティが高いという評判をよく耳にしていたので、アマチュアとはいえかなりハイレベルのを期待できるなと思って足を運んだ次第であります。

  

キャストについて

まずは演じられていたキャストさんについて偉そうですけども感じたことを書いていきたいと思います。

主要キャストはダブルキャストだったようですが私の見た回についてお話します。

 

トロイ:ザックエフロンがカリスマ性のある人だからどうなるのかなと少し心配しておりましたが全然違和感なかったですね。トロイの歌は本当に歌うのが難しいのは十分わかるんですけども、ソロが多い分もうちょっと歌うまいとよかったなとか思ったり思わなかったりという感じでした。

チャド:日本人なのにこんなに似てる雰囲気出せるんだとびっくりしました笑。歌ダンスとも申し分なかったですね。

ライアン:本当にハイスクールミュージカルの1作目のライアンという感じでとても好きでした。シャーペイに隠れがちみたいなちょっと優しすぎる感じが良かったですね。歌もめっちゃうまかったですね。

ガブリエラ:こちらも日本人らしい真面目な女の子役となってましたがとてもよかったです。すごい丁寧な歌い方をするなぁと思って歌声に聞き惚れてしまいました。

テイラー:雰囲気は茶髪でちょっと真面目感がなかったのがテイラーらしくないなぁなんて思ってしまいました。

シャーペイ:シャーペイを演じる上で一番求められると個人的に思う表情と態度の変化の演技がとてもうまかったですね。登場のたびに変わる衣装も可愛らしくて素敵でした。

 

主要6キャラはこんな感じですね。

ちょっと辛口に書いてしまったのもありますが、皆さんほんとに大学生とは思えないほどの力を持っているなぁと思いました。

本当にハイレベルで見にきた甲斐がありました。

 

この他のキャラもアンサンブルの皆さんも大変魅力的でした。

特に印象に残ったのはケルシーが歌うまかったなぁというのと、ダーバス先生ボルトンコーチもなかなかいいキャラだったなぁということですかね。

あとはジャックスコットという校内放送をする映画版に出てこないキャラがいるのもかなりよかったですね。

彼が物語をうまく進めていく感じでセリフの言い回しもなかなか上手でした。

 

演出・曲

演出はプロの方だったようでさすがはプロという感じで、動かせるタイプの階段を使ってうまく舞台を利用していましたね。

机やテーブルにしても装置にはめられるようになっていて、それほど大きくない会場でうまく活用していたなと思いました。

階段も一部がシャーペイのクローゼットになっていたりして感心してしまいました。

映像の演出も非常にすごかったですね。

全体的にほんとに舞台版ならではの良さが出てて素晴らしかったです。

 

内容についても曲とともに振り返って行きたいと思います。

 

ワイルドキャッツのテーマ(曲名わかりません笑)

やっぱこの曲であのアメリカのハイスクールの雰囲気に一気に飲み込まれますね。

このテーマを聞いて楽しい観劇になりそうだと確信できました。


Start Of Something New

この曲は最初しっとりした感じで入って徐々に盛り上がってく感じがいいと個人的に思ってるんですけども、舞台版だとアンサンブルが最後の方入ってきて映画版以上に賑やかな感じで終わるのがよかったですね。
ここを歌うとこが回想っていうのも素晴らしかったです。


Get’cha Head In The Game

バスケットボールを使う踊りがよかったですね。

映画版ではかなり難しそうなダンスをやってたので舞台版はどうなるのかなと思ってましたけど、想像以上に激しく踊りながら歌ってたので大変に見えましたがうまくこなしてて凄いなぁと感心してしまいました。

 

What I've Been Looking For
オーディションのシーンでは、オーディション受けて落ちる人たちのところがアンサンブルの皆さんのおかげで豪華になっていて良かったです。
シャーペイとライアンの歌うバージョンも映画とは少し違ったアレンジで好きでした。
トロイとガブリエラのバージョンも素敵な雰囲気でした。


Stick To The Status Quo

曲の前の方にちょっと追加されていた部分があったので、最初新たにミュージカル版に曲が挿入されてるのかと思いましたけどこの曲でした。
この曲は結構特徴的な振り付けが印象的だったんですけども、それとはまた別の振りが入ってましたがそれもまたカッコいい振り付けでよかったですね。


ここで1部終了。

そして次から2部です。

 

I Can't Take My Eyes Off You

多分2部最初はこの曲だった気がします。(記憶が正しければ…)

この曲は映画版だと劇中では歌われなくてサントラのボーナストラック的位置の曲ですけどもなかなかの名曲です。

この曲がこのタイミングで挿入されるのは本当にぴったりな気がしました。

あとこのシーンを歌うところは映画版でいう屋上の植物がたくさんあるところのシーンで、そこの緑の感じとか日の当たり方の感じだとかが照明で美しく再現されていてなかなかに好きでした。

 

When There Was Me And You

切ない楽曲ですよね…

ガブリエラ役の方がとても歌がうまかったので本当に素敵でした。

 

We're All In This Together

ここでこの曲が一回挿入されていた気がします。


Bop To The Top

これも個人的に結構好きな曲でしてシャーペイとライアンのパフォーマンスが素晴らしかったですね。

この歌を2人が歌うかたわらトロイたちは試合をしてるし、ガブリエラたちはコンテストやってるしっていうこの3つの出来事の同時進行が舞台版らしく表現されていて面白かったですね。

 

Breaking Free

見終わった後に書いたメモにこの曲についてあんまり書いてなかったので、本当に聞き入ってしまってあんまり記憶になかったのかなと思います笑


We're All In This Together

この曲は日本語版になるとみんなスター!という若干歌詞がダサい歌になるのがちょっと嫌いなんですけど、この舞台版ではサビのとこの歌詞を英語のままにしてくれたので本当に良かったです。

やっぱりこの曲が流れるとこのハイスクールミュージカルという作品がちゃんと締まる感じがしますね。

 

全体を通して

ハイスクールミュージカルの映画を今見直すと割と冒頭でガラケーが登場して時代を感じるんですけども、今回はそのシーンとかもスマホが使われていたりして全体的に現代風になっていた気がしました。
ギャル用語が使われていたとまで言ったら大げさですけど言葉遣いも多少現代風になっていた気がします。

現代風というとガラケーが使われていたのがかなり昔な気がしてしまいますけども、意外と10年前くらいなんですよね笑

時代の移り変わりは早いですねぇ…

 

あと見る前に懸念していたことなんですけども、ハイスクールミュージカルアメリカのまさしくハイスクールスクールカーストみたいなものがなくなってみんな仲良しという雰囲気が多くの人に愛されていて私としても好きなところなんですが、それを日本版にしたときにいわゆる日本の陽キャ陰キャたちの壁がなくなるみたいな雰囲気になってしまいかねないんじゃないかと思っていたんですね。

アメリカ感が強いままの雰囲気でやって欲しいなというのが私の気持ちでした。
劇中一回くらい「ウェイ」みたいな言葉がでてきたとこで、心配していた通りになってしまうかなとか思ってしまいましたけどもまぁ許容という感じでした笑

 

最後に

本当に舞台版ハイスクールミュージカルを観ることができて大満足でした。

大学生たちでここまでレベルの高いものを作れるんだと驚きでした。

色々な観点から見てこのブログに綴ったつもりですが本当にどの面も賞賛に値しますね。

ぜひまたSeiren Musical Projectさんの他の舞台も見に行きたいなと思いました。

 

やはり観劇っていいですね。

いつも基本的に1人で行動している私ですけども今回観劇を1人で行ったのは初めてでした。

1人で観劇も全然いけますね笑

これからもっとたくさんの舞台に足を運びたいなぁと思ってます。

 

それでは今回はこの辺で。

また次回お会いしましょう。